こんにちは。らうんどとりっぷ 鈴木さんです。
今回から始まりました。らうんどとりっぷにある珍しいボードゲームを紹介するコーナーです!
みなさま、カルカソンヌはお好きですか?
らうんどとりっぷスタッフはしっかりしたボードゲームを初めて遊ぶ方にカルカソンヌをおすすめするくらいには好きです!
カルカソンヌは2001年のドイツ年間ゲーム対象受賞作品。
つまり発売から20年経過している、今から見れば古典と言って差し支えないゲームです。
拡張も多く発売されており、ナンバリング拡張だけで10、ミニ拡張も含めると数えきれません。
全ナンバリング拡張を混ぜてプレイするのはフルカソンヌと呼ばれ、らうんどとりっぷのスタッフとしても一度は遊んでみたい夢のプレイスタイルです。
さらに現在それらの拡張はリメイクされ再発売も進んでいます。
しかし、その拡張たちの中でこれはリメイクされないだろうと言われている拡張がこちら。

第7拡張カタパルトです。
カルカソンヌはタイルを配置して、ミープルを配置していくゲームですが、この拡張ではなんとカタパルトでコマを飛ばし、それを盤面のタイルに載せたり、ミープルに当てたりするアクションゲーム要素が追加されます。
割とめずらしいゲームではないかと思うので、今回紹介したいと思います。
ルール説明
内容物
- 拡張タイル 12枚
- カタパルト 1つ
- 定規タイル 1つ
- トークン 24個(4種類×6プレイヤー分)


ルール
カタパルトアイコンの書かれた拡張タイルを配置し、ミープルを置いた後、カタパルトフェーズになる
カタパルトフェーズではタイルを配置したプレイヤーが4種のアクション(トークン)のうち1種を選択し、時計回りに全員がその同じアクションを行う
1: ノックアウト

カタパルトで青トークンを盤面に向かって飛ばす
青トークンが盤面に置かれたミープルに当たった場合、当たったミープルはその持ち主の手元に戻る(カタパルトアクションを行ったプレイヤーのミープルであっても同様)
複数のミープルに当たった場合、全てのミープルがその持ち主の手元に戻る
当たったミープルが倒れて別のミープルにぶつかった場合、その両方とも持ち主の手元に戻る
2: 誘惑

カタパルトで黄トークンを盤面に向かって飛ばす
黄トークンが既に配置されたタイルの上に乗った場合、最も近い他プレイヤーのミープルを取り除き、同じタイルに同じ置き方で自分のミープルを置いても良い。
この時、自分のミープルは手元から出しても良いし、盤面に配置済みのミープルを選んで移動させても良い。
取り除かれたミープルは持ち主の元に戻る
黄トークンが既に配置されたタイルの上に乗らなかった場合は何も起きない。
3: 的当て

カタパルトで緑トークンを今配置された地形タイルに向かって飛ばす
飛ばしたタイルは一人ずつ回収せず、全員飛ばしたあとで今配置された地形タイルに最も近いプレイヤーが即座に5勝利点を獲得する
4: キャッチ

左隣のプレイヤーとの中間に定規タイルを置く
カタパルトで赤トークンを左隣のプレイヤーに向かって飛ばす
この時定規タイルを飛び越すように飛ばす。
定規タイルを飛び越せたなら、左隣のプレイヤーはこれをキャッチする
- 飛び越せてキャッチできた場合:左隣のプレイヤーが5勝利点獲得する
- 飛び越せてキャッチできなかった場合:飛ばしたプレイヤーが5勝利点獲得する
- 飛び越せなかった場合:左隣のプレイヤーが5勝利点獲得する
プレイ感
カルカソンヌなのに直接ミープルを攻撃する要素?と思うかもしれませんが、ご安心ください。
まず、カタパルトがまともに飛びません!
従って「カタパルトが上手なプレイヤーがさらに有利になってしまう」という現象はあまり発生しないのではないかと考えています。
(上手になるほどやりこんだ経験はないのですが)。
とはいえ、外れるばかりではなくたまにうまくいって得点が入ります。
プレイヤー間のタイル配置による競争とは異なる争いが導入されるイメージです。
また、プレイヤー間のインタラクションはカタパルトのたびに発生するので、通常のカルカソンヌよりも少し多めになります。
従ってカタパルトを導入するとかなりパーティ感が強くなると感じました。
わいわい楽しむ時にこの拡張をおすすめしたいと思います。
ただしカタパルトアクションが入ることでゲームそのもののテンポは少なからず悪くなるのでその点はご注意ください。
以上、らうんどとりっぷによるカルカソンヌ カタパルト拡張のご紹介でした
カタパルトもそれ以外の拡張もらうんどとりっぷに置いてありますので、ぜひ遊びにいらしてくださいね。