こんにちは、スタッフのすぎもとです。今週末の正式オープンに向けて、6/7-8 の土日に、親しい友人をお招きしてプレオープン営業を行いました。たくさんの方に来ていただき、オープンに向けて貴重なご意見もいただき、とても有意義な時間でした。
みなさまにどんな雰囲気のお店か、知っていただくために当日の様子をお伝えしたいと思います。
まずは「カルタヘナ 新版」がプレイされていました。監獄に閉じ込められた海賊たちがチームを組んで脱出します。同じマークの書かれたカードを出して6人の海賊たちを移動していきます。マークの位置にすでに自分か別の海賊がいればそこはスキップできるため、監獄から一気にゴールの小舟までスキップできる場合も。

見事黄色プレイヤーさんがすべての海賊を小舟に乗せることができて勝利しました。ルールも簡単で、いっきに海賊を動かせるととっても爽快。みんなでわいわい楽しめるおすすめのゲームです。歯ごたえがほしい方は追加ルールを入れるともっと考えるシビアなゲームにもなりますよ。気になった方は是非遊びに来てくださいね。
続いて参加者の方のお一人が持ち込んでくれた、「チケット・トゥ・ライド 10周年記念版」から。これは10周年記念だけあって、コンポーネントが豪華です。列車駒、細部がかなりつくりこまれたフィギュアになっています。マップはアメリカ版ですが、通常版に比べて1.5倍くらいあります。らうんどとりっぷの机でぎりぎり。

最終的に列車が混み合うってくるとますます豪華さが際立ってきて壮観です。石炭車をつなげた黒プレイヤーさんが最長距離ボーナスをさらって勝利しました。
こちらは持ち込みゲームなのでらうんどとりっぷでは遊べないのですが、当店でチケット・トゥ・ライドというと、ヨーロッパマップが定番でよく遊ばれています。駅舎の追加ルールが長距離チケットの失敗をうまく助けてくれるので厳しさが少し減ってくれる好きなルールです。少し前に購入した「日本・イタリアマップ(日本には新幹線がでてきたりしますよ)」や「ニューヨーク(簡易版ですがちゃんとチケライしてますよ)もありますのでぜひ。
これは新入荷の「トラップワード」。2チームに分かれて言葉当てゲームをしながら、迷宮を進みます。いってはいけない「トラップワード」を相手のチームに仕掛けながら最終的にボスに勝利した方が勝ちというゲーム。

はじまってすぐお題 「Google」で「OK?」と絶妙なイントネーションで一言だけ発して勝利した相手チームに惜しみない賞賛が送られておりました。
自分の書いた単語に相手がひっかかってくれるととても快感です。呪いやボスモンターがいろんな制限をかけてきますが、その制限をかいくぐって正解にたどり着けるのか。言葉当てゲームをひとひねりしたなかなか面白いゲームです。
このかわいらしいコマとボードは「ドラフトザウルス」。

袋の中からとりだした恐竜駒からひとつだけ檻に入れては、となりのひとに渡す(ドラフト)していきます。コントロールしづらいとはいえ、渡っていく恐竜たちの組み合わせはなんとなく見えているため、どう得点化しようかと考えることができます。今回は裏面の冬バージョンも遊ぶことができて満足しました(負けましたが!)
これは「パンデミック 迅速対応」(いま見かえすとボードがめちゃくちゃ反ってる笑)。これも開店祝いで送っていただきました。
研究所の機能を持った飛行機が世界中を飛び回っています。我々はこの飛行機に乗り込んだ乗組員、一刻も早く物資を作って届けなくてはなりません。その時間は物理的に砂時計が計ってくれます。なんと、このゲームはリアルタイムゲームです(といっても全プレイヤーが同時に処理するのではなく、手番は順番に巡ります。各人の手番中に砂時計が落ちていく)
砂時計が何回かひっくり返されて落ちきるまでの、約20分くらいのあいだにすべての都市に物資が届かないと失敗します。

協力ゲームには、ひとりのプレイヤーが他人を思うように動かしてしまい動かされる側のゲーム体験が破壊される、いわゆる「奉行問題」という問題がときに話題になりますが、このゲームは、砂時計に常に追われるためにだれも最善手を取れません。むしろ非効率な行動をとったとしても、手番をすぐに次に回していく方がよいくらいで、このために「奉行問題」がおきにくいゲームになっている(ということを、スタッフの鈴木さんが発見しました)。なるほど、確かに奉行などしてる暇はなさそうです。
これは「フォグサイト」。非対称のゲームです。出題者側は遺跡を守るもの、ガーディアンになります。ガーディアンが5x5ダンジョンをつくり、侵入者である調査隊3人を配置します。いろいろな行動をしながら、3人が同じ場所に移動して脱出を宣言すれば調査隊の勝利、宣言に失敗するか、タイルがつきてしまうとガーディアンの勝利というゲームです。

土日とおして3回プレイされましたが、最初の2回はガーディアンが勝利、最後に調査隊が勝利しました。脱出位置の認識ミスでの失敗、タイルが尽きて失敗、マップを勘違いしていたが全員勘違いしていたせいで効率的に脱出成功、というなかなかドラマチックな戦いが見られました。たいへん面白いゲームですので、興味がある方は是非遊びに来てください。
二日間を通していろんな人が遊んでくれたのが「ザ・クルー」。協力型のトリックテイキングという話題のゲームです。通信遮断状態の宇宙で、他プレイヤーと最低限のコミュニケーションしかとれず、ミッションをクリアしていくゲーム。
ルール自体はよくあるマストフォローのトリックテイキングです。そこにミッションごとに縛りが課せられます。タスクカードという「このカードを、特定のプレイヤーが取れ」という決まりを決めるカードを引き、そのプレイヤーがそのカードを取れるようにみんなで考えてカードを出すんです。
ただし、プレイヤー同士はしゃべってはいけません。通信できるのは一回だけ。言葉ではなく、トークンを使って、あるカードが「同色の中で最大値」「同色の中で最小値」「同色の中で唯一のカード」かを知らせることだけです。こういったミッションが全部で50もあり、クリアを目指します。

ミッションによってはこの通信に制限がかかったり、取るカードの順番に指定があったりとこんなのできるわけないっ!ってものがたくさんありますが、そのぶんクリアしたときの感動はひとしおです。
このほかにも土日を通じてたくさんのゲームを遊んでいただきました。以下、遊ばれたゲームのリストです!
- カルタヘナ 新版
- チケット・トゥ・ライド 10周年記念版(お客様の持ち込み)
- コンプレット(お客様の持ち込み)
- フォグサイト
- ザ・クルー
- テレストレーション
- トラップワード
- コトバーテル
- パンデミック 迅速対応
- キングダムビルダー
- パンデミック
- ワンナイト人狼
- ボルカルス
- クリプティッド
- ディクシット
- ブルータス
- 街コロ
- タブーコード
- ジャストワン
- マスクメン
- そっとおやすみ(お客様の持ち込み)
どの卓もたいへん盛り上がっていたように思います。来ていただいた方ほんとうにありがとうございました。
旅ははじまったばかり。いよいよ、来週 6/13 にらうんどとりっぷは正式オープンになります。現時点ではグループでの予約制ですが、おいおいフリー、相席可にしていくつもりです。このサイトやTwitterなどでお知らせしていきますので、お気軽に、あそびにきてくださいね。