トリックテイキング(トリテ)ってなぁに

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らうんどとりっぷには、「トリックテイキング」というジャンルのカードゲームがたくさんあります(店長が好きだから)。シンプルなルールでたくさん考えさせるとても奥深いジャンルで、皆さんに是非体験して欲しいので、簡単に説明をしようと思います。

トリックテイキングを本稿ではトリテと省略します。トリテの定義はいろいろあり、下手をすると宗教論争になりかねないのですが、本稿はあまり知らない人にだいたいのことを理解してもらうことを目的としているので、比較的定義を緩くしています。おおむね次のようなルールのもの。

トリテとは「全員が順番にカードを出し、全員が一枚ずつカードを出したところで、出されたカードに対し、カードの強弱に基づき勝ち負けを決める」というミニゲームをことを繰り返すゲームシステムです。勝ち負けを決めるミニゲームのことをトリックと呼びます。トリックに勝つことをトリックを「取る(テイク)」といいます。このトリックを何回も繰り返し、最終的な総合得点などでゲーム自体の勝敗を決めます。

以下に、トリックテイキングでよくあるルールを用語集的に説明していきます。

トリテ用語(基本編)

スート

トランプで言うとハートとかスペードとかのマークです。スートが一つだけ(ノースート)のトリテもあり、それをトリテといっていいのかという議論もあったりします。ここでは立ち入りません。

トランプでは模様が4つなので4スートです。トリテのカードゲームでは全スートの色が異なっていることが多く、その場合はスートをカラーと呼んだりします。この場合、口語的には単に「色」と言ったりします。

ランク

数字のことです。たいていのトリテではカードにはスートとランクの両方が書かれています。ランクとはあまり言わず、単に「数字」と言うことのほうが多いです。

リード

最初にカードを出すことをリードすると言います。リードした人をリードプレイヤーといいます。

リードカラー(スート)

最初に出されたカードのカラー(スート)のことです。

フォロー

リードと同じカラーのカードを、次手番以降の人が出すことを「リードカラーをフォローする」と言います。

マストフォロー

手もとに出せるカードがある限り、「リードカラー(スート)をフォローする」義務があるルール。リードプレイヤーが♥を出し、マストフォローのルールであれば、♥を持っているプレイヤーは♥のうちのどれかを出さなければなりません。

マストフォローであれば文字通り基本「マスト」ですがゲームによっては切り札は出せるなどの多少の例外があることもあります。

切り札

たいていは、どのカードよりも強いカードのことをさします。カードは一枚とは限りません。最初から切り札用のカードが入っているトリテもあれば、配ったあとに残ったカードを開いてそのカラー(スート)が切り札になったり、あるいは、カラーではなく特定の数字が切り札になったり、ゲームによっていろいろです。逆に切り札のないトリテもあります

切り札の出し方はゲームによって多少変わり、切り札であればマストフォローに従わなくてもいいルールもあります。

ちなみに「トランプ」は「切り札」という意味です。

ビッド

賭けのことです。ゲーム開始時に「自分がトリックに何回勝利するか」を宣言することをビッドといったりします。ビッドの要素がないルールのことを「ノービッド」と呼んだりします。

ビッドのタイミングは開始時に行うゲームが多いですが、まれにゲーム中にビッド数を決める(カードの出し方で自動的に決まる)ゲームもあります。

ビッドがあるゲームだと、予測どおりのトリックをとることに成功したら得点になることが多いです。

配りきり

トリテのみに使われる用語ではなく、専門用語ですらありませんが、よく使われる言葉です。カードをすべてプレイヤーに分配することです。余ったカードがあると、全カードがゲーム中に登場しないので他人の手札予測が少し難しくなります。

カウンティング

こちらもトリテのみに使われる用語ではなく、いろいろなゲームで使われる用語です。トリテでいうと、公開されたカードを記憶しておくことです。トリテでは同じスート同じランクのカードが存在しないことも多く、カウンティング出来る人が強いです。

取ったトリックのカードを全部表にして公開しておくゲームもあり、その場合はカウンティングはその場で出ているカードを数えれば済みますが、全部裏向きになっているゲームの場合は記憶力が必要になります。

トリテ用語(応用編)

メイフォロー

マストフォローが(手札にあるなら)リードを必ずフォローしなければならないルールだったのに対し、メイフォローは「フォローしても良い」というルールです。あまり多くはありませんが、そういうルールのトリテも存在します。

有名なのは「スティッテヒルン」です。

リボーク

マストフォローは「しなければならない」というルールですが、手札を見ているのは自分だけなので、他のプレイヤーはそのルールを破っているかどうかわかりません。あとから矛盾するカードを出してしまい指摘されてしまうこともあります。こういった、うっかりその制限を破ってしまうことをリボークと言います。この用語はトリテ専門ではなく、他のゲームでも使われます。

ミゼール

1トリックも取らないことをミゼールと言います。ミゼールだとわかりにくいので素直に「ゼロトリック」と言ったりすることもあります。たいていは、ビッド時に何トリックをとるかの宣言として「ミゼール」とか「ゼロトリック宣言」などというふうに使われます。

ボイド

そのスート(カラー)が一枚も手札にないことをいいます。ただ、「スート(カラー)が枯れている」という言い方をすることのほうがおおいかもしれません。トリテにおいてプレイヤーがボイドしているかどうかは大事なことが多いです。

ラフ

切り札を出すことをラフといいます。

この記事を書いた人

店長B すぎもと